「あったま痛い…寝すぎかな」

昨日はもう何を考えるのも面倒になって、食事もせず、仕事もせず、ひたすらバカみたいに眠ってしまった。

職業柄、いつも睡眠不足なので、狂った体内時計は朝の光りを浴びても作動せず、目覚めれば昼。

天気もいいし、洗濯でもしよっかな。

昼に原稿を書く気には到底なれない。

欠伸を噛み殺し、バスルームのドアを開ければ飛び込んでくる白いワンピース。
昨日の、なんともいえない気分が蘇って、私はドアを閉めた。
洗濯する気が一気に失せてしまった。