「ねぇ、これから時間ある? 私、すぐそこのファミレスに行くんだけど、一人じゃつまんないから付き合ってくれないかな?」 彼女の大きな瞳が更に大きく見開かれる。 「いいですけど…」 「うん?」 不思議そうに私を見て放たれた言葉に私は笑わざるを得なかった。 唯さんでもファミレスなんか行くんですね――。