午前9時。
私の戦いは始まった――。



「カリスマ恋愛作家の唯さんですよね!?」

やたら興奮した女性レポーターが私にマイクを突き出した。

いや、カリスマではないんだけど…。

「あの、ご近所の方に迷惑なので、手短にお願い出来ますか?」