「それ、カツラ?」
「はい」
そうだよな。
カツラじゃなかったらなんだよって話だし。
「女装が趣味なんですか?」
「はい、一応。だって、これ自前ですし」
これ、と楡川さんがスカートを摘みあげる。
物怖じしない、しれっとした話し方はまさしく楡川夏その人だ。
「あの…、俺がこんな格好で普段出歩いてると思ってます?」
「思って…いや、思いました」
楡川さんはほんの少し眉をぴくりと動かして、さも心外とでも言いたげに溜息をこぼす。
「はい」
そうだよな。
カツラじゃなかったらなんだよって話だし。
「女装が趣味なんですか?」
「はい、一応。だって、これ自前ですし」
これ、と楡川さんがスカートを摘みあげる。
物怖じしない、しれっとした話し方はまさしく楡川夏その人だ。
「あの…、俺がこんな格好で普段出歩いてると思ってます?」
「思って…いや、思いました」
楡川さんはほんの少し眉をぴくりと動かして、さも心外とでも言いたげに溜息をこぼす。

