メルラバ

「秋、もういいから」

「あほ。ええわけあるか。俺のこと好きやからいうて、なんでもかんでもしてええわけちゃうで」


「秋、もうやめてよ」

「うるっさい。俺の大事にしてるもんに手ぇあげるファンなんかいらんねん。だいたいなぁ、」

「あき!もういいから。それに、そんな言い方ってないよ。謝ってよ」

「はあ?俺は唯のために、」

「頼んでない。泣いてる女の子に、しかもファンの子にそんなこと言うもんじゃないよ。ちゃんと彼女に謝って」