何時間も、もしかしたら何日も、送信ボタンを押そうとしてはやめ、押そうとしてはやめ…


ようやく決心して送ったものかもしれない。


そう思ったらいてもたってもいられなくなった。

咥えていた煙草を灰皿に押し付け、返信ボタンをクリックする。


ごめんなさい。

あなたの気持ち、3日も眠らせたままでごめんなさい。

そんな気持ちを込めて、私は秋宛てにメールを送った。