もう君には恋はしない

「ねっ!あなた達、桜院学園の生徒?」

「そ、そうですけど・・・。」

美希が、近くにいた女の子達に

いつもどうりフレンドリーに話しかける。

向こうは、話しかけられるなんて思ってもいなかったのか

すごく驚いた顔をしていた。

「あたし、霧弥美希。あなたは?」

自己紹介はやっ!

うわ・・・。

めっちゃ反応に困ってるよ〔笑〕

「わ、私は・・。水野カンナっていいます。」

「あたしはぁ、北見マミっていうんだぁ。よろしくー。」

やっと自己紹介してくれたみたい。

友達ゲットかもね。

「あたし達の学校、そんなに目立ってる?」

「うんうん。だって東京の名門高でしょ?」

水野さんが、当たり前じゃん、と言う様子で

返してくる。

「そうかなぁ・・・?」

「それにぃ、そこの学校、容姿も見るんでしょー?」

北見さんまで、そんなことを言っている。

そんなにすごいのかしら?

入ってしまえば、よくわからないわ。

「そんなことよりさっ。あたし達と友達になってよ。」

・・・。ずっと昔。

あたし達もおんなじ言葉を言われた気がした。

優衣も気づいていたのか、

ふふっと顔を見合わせて笑った。

「いいですよ。もちろん。」

「こんなかわいー友達ができるなんてねぇ。あたし嬉しいっ。」

水野さんも、北見さんも、okしてくれたみたい。

よかったぁ・・・。いい子達で。

「それで、後ろの2人は・・・。」

あっ!

あたし達も自己紹介しないとね。

優衣と一緒に、

水野さんと北見さんの前にでる。

その瞬間。

2人が息を呑んだのがわかった。

やっぱ、あたし達を見たら誰だってこんな反応よね。

明るい美希。

清楚な優衣。

そして、なぜか目立つあたし。

もう、いうことなしの

3人だもん〔笑〕