京都、にて。

バスの中の風景。

「わーっ!京都ーっ!」

今までも充分に上がってたテンションが、

京都についたとたん、爆発してしまう。

「あんり、はしゃぎすぎ〔笑〕」

「もーっ。うるさいわねぇ。」

「ま、可愛いからいいけど。」

瞬とは、いつもどうり、

あまーい雰囲気が流れている。

いつもより、2倍くらい甘いかも//

それで、これを見ていた美希が、

さっき叫んじゃったんだけど・・・。

京都では、美希の彼氏探し決定ねっ。

「優衣優衣。ちょっといい?」

「な、なんですか?」

桐とイチャついていた優衣を、

指でちょいちょい、と招く。

「あのさ、美希の彼氏探しを京都でやろうと思うんだけど・・・。参加しない?」

「美希ちゃんの・・・ですか?」

「うん。」

「いいですよ。」

優衣はあっさりokしてくれた。

さっすが優衣。

いい子代表だもんね。

「じゃあ、自由行動の2日ってことで。」

「はい。」

「まぁ、美希は可愛いから、すぐ目立つだろうけどね。」

「そうですね。」

くすくす、と笑う。

楽しいなぁ・・・。

恋バナは。

なんか、いいよね。

こんなこと、昔のあたしは思わなかったろうけど

今は毎日が奇跡みたいに楽しくて、

しかたがない。

「あんりー?どうしたぁ?」

「んーん。別に。後、何時間くらいで着くー?」

「さぁ?2時間くらいじゃね?」

「そっか。それまで寝てようかなぁ。」

「俺が寝かせねえ〔笑〕」

瞬がすかさずあたしの唇を奪ってくる。

噛み付くような、ちょっと荒いけど

優しいキス。

このキスをされると、

身体から力が抜けて・・・。

身体の奥深いところが

ジンっと痺れる気がするのよね//