もう君には恋はしない

何この体勢っ!

顔も、身体も、吐息も・・・。

近い//

ドキドキしすぎて、おかしい気持ちになる。

「してっ・・・//」

「何を?」

瞬は意地悪するように、

片目を瞑ってきいてくる。

「キ・・・。キス・・//」

「可愛いおねだりだな。」

そう呟いた瞬は、

あたしのおでこに、

鼻に、

そして、唇に。

1回ずつキスしていく。

「もっと・・?」

「も、もっと・・・//」

「しょうがないなぁ・・。」

今度は、ゆっくりゆっくり、

まるであたしの身体を味わってるかのように、

キスしてくる。

そして最後に、

「これは、俺のものってマーク♪」

と呟いた瞬は、

あたしの首筋にチュッとキスをして、

痕をつけた。

「もうっ//」

「これでokっ!」

「もーっ//こんなの母さんに見せらんない//」

「大丈夫。服で隠せる位置にしたから。」

「ふぅ・・・。よかったぁ・・・。」

安心したように息をはくあたしを見て、

瞬は面白くなさそうに

あたしを見た。

「やっぱここにもつけちゃるっ。」

「きゃっ//」

あたしの目の下、

きっと目を見たら誰もがわかるであろう場所に、

瞬はキスマークを着けたのだ。

「ここはダメっ//」

「もうつけたし〔笑〕」

「きゃーっ//」〔←ほとんど悲鳴。〕

瞬は今日1番のとびっきりの笑顔で、

あたしに笑うのだった。