そして、帰り道。

「なー。今日さぁ・・・。」

「うん。何?」

「あいりんち泊まっていい?」

「ど、どうしたの?突然。」

「久しぶりに、あんりと寝たくなったから。」

な、何それーっ!

よく意味を考えると、

めっちゃエロいじゃないっ!

「だめ?」

「いや、いいけど・・・。」

あまりに不意打ちで、

焦って変な妄想をしてしまう。

きゃーっ//

あたしってエロいっ///

「何、にやにやしてんの?」

「し、してないっ//」

「いや、してたって。」

瞬が、あんまりにマジな顔でいうから、

あたしはぺたぺた、と自分の顔触る。

「うそうそ。んで?いい?」

「とりあえず、母さんにきいてからね。」

「はーい。」

機嫌よさそうな、返事が隣からきこえる。

その瞬間、

握られてた手が、ぎゅってなったような

気がした。

離さない、といわんばかり。

今日はこいつと寝てもいいなぁ・・・。

なんて、

考えつつ。

家までの道を2人で歩いた。