もう君には恋はしない

「も、1回・・・//」

「あんり・・?」

「も、1回して・・・?」

「して欲しい?」

「うん・・・//」

あたしは頷いた。

瞬の熱で、

あたしまで、おかしくなってる。

顔も、身体も、心も。

全部が全部、熱い//

「キス魔め。」

「瞬の・・・せいでしょ//」

「俺のせい?」

「そうよ//」

だって、瞬があまりに・・。

その、かっこいいから//

「俺のせいなら、いいや。」

「どうゆう意味よっ。」

「もっと、俺色で染めてやるってこと。」

瞬はとびっきりの笑顔で、

あたしに言った。

もうっ。

かなわないなぁ・・・。

そんな時。

ピンポンパンポーン

と、放送がなった。

『これから、昼食にします。昼食後、午後の部をはじめます。』

ふぅーん。

もうお昼か。

あたし、なんか何も出来なかったな。

「なんか、食べれるか?」

「うん。」

「弁当、あったろ。持ってきてやる。」

「ありがと。」

ちょっと待っとけ、とだけあたしに言って、

瞬は保健室を出た。

優しいな・・・。

でも、もうちょっとだけ、瞬を独占してたかったな//

だって、お昼になったら皆がきちゃうでしょ?

嬉しいんだけど・・・。

でも、もうちょっとだけ・・・。

ちょっとだけ、

2人きりでいたいって考えるあたしは、

贅沢かしら?