もう君には恋はしない

「こらっ!こっちが恥ずかしいじゃないっ。」

「ご、ごめんなさいっ。あんりちゃん。」

優衣はあたしに、

ぺこりと頭をさげた。

そこまで、謝れとは、

言ってないのに・・・。

「もー。ほら早くっ。自己紹介っ!」

「は、はいっ。」

優衣は、あたしの前に出て、

リリア先輩の前に立った。

「飛鳥優衣といいますっ。よろしくお願いしますっ!」

「優衣さん、でいいかしら。」

「はいっ。」

「私のことは、“リリア”と呼んでくださいね。」

「リ、リリア先輩・・。ですか?」

「うん。そう呼んでください。」

リリア先輩は、少し困った顔をしている優衣に、

にこり、と笑顔を向けた。

おぉーっ!

なんか、手馴れてる感じ。

流石、お嬢様ってゆうオーラが漂ってる。

「次、桐。」

「うーい。」

桐も、少しだるそうに返事をしながら、

リリア先輩の前に立つ。

「俺は、藤野桐っていーます。よろしく。」

「藤野君・・・。でいいかしら?」

「あれっ?俺のことは、名前で呼ばないんだ?」

「桐君・・・とおよびしてもいいのだけど、彼女さんがいらっしゃるから。」

リリア先輩は、少しだけ困ったように笑った。

「彼女さんがいるのに、私が名前で呼ぶわけにはいきませんわ。」

「それもそうかぁ・・。優衣がやきもち妬いちゃうもんな。」

「そ、そんなことないですよっ!」

その会話をきいていた優衣が、

珍しく大声で否定する。

どうやら、恥ずかしかったらしい。

まぁ、当たり前か。

「じゃ、俺も姫椿先輩って呼ぶことにしますね。」

「はい。そうしてください。可愛い彼女を大切にね。」

「はーい。」

桐は当然だろ、といわんばかり

返事をした。

もーっ。

ラブラブなんだからっ//