もう君には恋はしない

「私の名前は、姫椿リリア。よろしくね。」

「あたしは、倉狩野あんりです。よろしくお願いします。」

姫椿先輩か・・・。

すごい名前ね。

でも、なぜか自然と、

似合ってる気がするわ。

「あんりさんって呼んでいいかしら?」

「もちろんです。姫椿先輩。」

「リリアでいいわよ。そんなにかしこまらなくても。」

「じゃあ、リリア先輩で。」

あたしは、にこっと笑いかけた。

よく見ると、すごくきれいな容姿をしていた。

当たり前なんだけど、

纏う雰囲気が明らかに周りと違う。

「じゃあ、皆とも自己紹介しましょうか。」

「そうですね。」

あたしと、リリア先輩は、生徒会室の奥から

皆のいるところに戻った。

「あ、あんりちゃん。」

「優衣。ゴメンね、いきなりいなくなって。」

「別にそれは大丈夫ですけど・・・。話、どうなりました?」

「あのね、リリア先輩が、優衣達にも入ってほしいんだって。」

「せ、生徒会に・・・。ですか?」

「うん。ダメかな・・・?」

「わ、私はいいですよ。でも、桐君達は・・・。」

優衣は、ちらっと横目で桐を見た。

お願いっと目で頼んでいるみたい。

「俺は、優衣がはいんなら、いいけど?」

「ホントですか?」

「うん。」

「ありがとうございますっ。」

「でもー。出来ればキス希望。」

「こ、ここは学校ですよ?」

「いいじゃーん。」

「もう、しかたがないですね・・・//」

優衣は桐に顔を近づけて・・・。

ちゅっ

とキスをした。

わー///

見てるほうが恥ずかしい//