次の日。

「ふわぁー。」

あたしには珍しく、

誰にも起こされずに、起きれたみたい。

「今・・・。何時?」

時計が見つかんなくて、

ケータイの画面を開く。

6:30

ちょっと驚いて、

目を擦った。

でも、表示は変わるはずがなくて・・・。

「こんなに早く起きれるんだ・・・。」

あたしは、あたしに驚いた。

いつもは、7:30とか、

ギリッギリになってから、急いで起きるのに・・・。

今回は、よゆーね。

「早めに着替えよっと。」

少しだけ、いつもよりいい気分で、

制服のスカートに足を通す。

いつもどうりリボンを結んで、

髪を整える。

「よしっと。」

鏡ににこっと微笑んで、

部屋を出た。

「おはよー。母さん。」

「あら、あんり。早いわね。」

「すごいでしょー。」

「今日だけのくせに。いつもそうならいいんだけど。」

「もー。そんなこと言わなくてもー。」

いつもよりゆっくり話しながら、

朝食を食べ始める。

すると。

いつものように・・・。

ピンポーンッ!

とインターホンが鳴った。

「瞬君?早く出てあげなさいよ?」

「わかってるって。」

あたしは、はーい。

と言いながら、ドアを開けた。