もう君には恋はしない

「あんりの・・家に?」

「う、うん//だめかしら?」

「別に・・いい。」

瞬は、

あたしの後ろについてくる。

いつもなら、

反対の立場なのにね。

変な表現かもしれないけど・・・。

今日の瞬はちょっと可愛い。

「ほら、入って?」

「・・・サンキュ。」

瞬は、あたしに促されて、

部屋に入った。

そして、

2人でベッドに座る。

「あんり。俺とつき合ってくれるか?」

「なんで、今さらそんなこときくのっ?」

・・・当たり前でしょ?

あたしも瞬のこと、

好きなんだから。

「今日の瞬は、あまりにも弱気すぎるわ。いい?1回しか言わないから、よくききなさい?」

「あたしも、瞬が好きよ//」

あたしが言った瞬間、

瞬がちょっとだけ顔を上げた。

そして。

あたしの唇が、

簡単に瞬に奪われた。

「っんん!」

瞬のキスは、

びっくりするくらい上手くて。

今までの弱気な態度が嘘みたいだった。

「ちょっ・・。んんっ・・。」

苦しくて、少し口を開くと、

あたしの口の中に

瞬の舌が入り込んできた。

息がしずらいし、

苦しいのに・・・。

もっとして欲しいって、

思ったのよ。