もう君には恋はしない

「ホントは今ここで、お前のこと抱いちまいたいんだ。」

「ほ、ほぇっ!?」

「でも・・あんり嫌がるだろ?だから・・・。」

だから、の後は

瞬の声がちっちゃすぎて

きこえなかった。

ってか

だ、抱くって・・・。

抱きしめるって意味じゃなくて、その・・・

い、いわゆるH・・・のこと・・よね?

「え、えっと・・・。今日、あたしの家・・くる・・?」

「・・・あんり?」

「親が、朝まで帰ってこないから・・。その、よかったら・・。くる・・?」

瞬があまりにも驚いていたから

一様説明を付け加えてみる。

「・・俺が、お前に触れてもいいのか?」

「しゅ、瞬だからっ・・。だからその・・い、いいわよ・・///」

瞬がいなかった2年間

あたしは、瞬以外のことなんて

考えてなかった。

そりゃあ、何回か告白されたこともあったけど

一発で断ってた。

“大切な人がいるから”

って言って。

「俺、あんり以外となんかヤるつもりなかったから。」

「あたしも、瞬以外とは付き合ってないし。触れられてもいないわよ。」

考えてることが、ぴったり同じで

なぜか、少しだけ笑いそうになった。

だって、それって

あたしとおんなじこと

ずっと考えててくれたってことでしょう・・・?