次の日。

あたしの予想は見事に的中し、

夜は眠れないまま、朝を迎えた。

「もう朝・・・?」

窓の外が明るくなってくるのをみて、

やっと自覚。

あたし、寝てないわ・・・。

「おはよー・・・。母さん。」

「おはよう。って、くまできてるわよ?」

「め、目立つっ!?」

「そこまでじゃあ、ないけど。」

あぁー・・。

よかったぁ。

「じゃ、もう行くからっ!」

「朝ごはんは?」

「食べてらんないってばっ!」

ドアをバンっと開け放って、

いつもの道を、走りだす。

急がないと、急がないとっ!


大好きな君に、

やっとやっと・・・・

会えるんだからっ!