家にて。

「ただいまぁ・・・。」

「お帰り、あんり。どうだった?」

「もちろん、受かってたよ。」

「よかったわね。」

朝はあんなに心配してたくせに。

ケロッとしちゃって。

「明日は、早く行かないとね。」

「もー・・・。からかわないでよ。」

わかってるって。

はやーく行って、門の前で待ってるもん。

「んじゃ、部屋もどるね。」

1人になってないと

なんか、にやけが止まらなくて。

とにかく、1人でいたいのよ。


部屋に戻って、

この2年間のことを、思い返してみる。

あの日から、もう2年が経ったなんて、

正直驚くくらいだけど。

時は早いっていうのは、

こうゆうことを言うのね。

「あーー・・。楽しみすぎて、寝れないかも。」

まだ夕方なのにはかかわらず

今日の夜のことを考えて

バタバタする、あたしなのであった。