次の日。

昨日の夜、悩んで悩んで眠れなかったあたしは

ちょー寝不足だった。

おまけに、瞬は迎えにきてくれない。

「んじゃ、行ってきまーす。」

久々の、1人登校。

胸がざわざわして、余計寂しさとか

不安感を掻き立てた。


そして、学校の教室にて。

「おはよー。」

「あ、あんりちゃん。おはようございます。」

「ねぇ、瞬きてる?」

「え?一緒じゃないんですか?」

「うん。」

優衣達に、心配かけたくないし、

メールのことは黙っておこう。

「今日、休みですかね・・・?」

やばい・・・。

なんか、嫌な予感がするわ。

「はい、皆さん席についてー。」

あたしが、学校についたのも、遅刻ギリギリだったから

先生はすぐに教室に入ってきた。

「皆さんに今日はお話があります。劉蟻瞬君が、スポーツのスカウトでアメリカへ行くことになりました。」

「えっ・・・・・・・・?」

ばたっ!

気がついたら、目の前は真っ暗になっていて。

そこで、あたしは

意識を失っていた。