「きゃーっ!屋台がいっぱいっ。まだ昼間なのにね。」

「そうだな。ここで昼飯済ますか。」

「うん、そうね。」

久しぶり、というよりも

もう何年も行ってない、この雰囲気に

自然とテンションも上がってくる。

「お前が楽しそうでよかった。」

「・・・?どうゆうこと?」

「別に。俺は、お前の笑顔が見れればそれで充分ってこと。」

今日の瞬は、やたら照れること言うわね・・・。

なんか恥ずかしいんだけど///

「昼、何食いてーの?」

「あたし、たこ焼き食べたいっ。」

「んじゃ、俺もそーしよ。」

たこ焼きが売ってる屋台まで行って、

2つたこ焼きを買う。

「どこで食う?」

「その辺に、座るとこあったはず。ほらっ!」

あたしは指差した。

「お。ホントだ。座るか。」

「うん。」

たこ焼きを落とさないように、慎重にベンチまで歩く。

テーブルに手に持っているそれを置いて、

たこ焼きを1つ頬張りつつ、瞬に話しかけた。

「なんかさぁ、皆心配してるかな?」

「さーな。メールでもいれとけば?」

「うん。そうしよっかな。」

アドレスのところで

“優衣”の名前を探す。

1番早く返事くれるのは、優衣なんだもん。

『今、瞬とお祭りにきてるから、心配しないでね。

ちゃんと夕方頃には、そっちに帰るから。』

・・・送信っ♪

これでokーっ。

「メールしといた。」

「んなら、もうどこ行ってもいいな。この辺見てまわる?」

「うんっ。そうしよっ。」

屋台とかも、もっと見てまわりたいし

ここがどこかはわかんないけど・・・。

すっごく楽しみっ!