「瞬の変態。」

あたしは少し拗ねたように言う。

「やっぱ、わかったんじゃん。お前も、充分エロイと思うけど?」

「そんなことないもん。」

あたしは、エロくないし。

健全な、女子高校生なんだから。

「最後までヤラせろとはいわねーけど。ちょっとくれーは。」

“触らしてくれてもいいんじゃね?”

ふぅーっと耳元に、息を吹きかけられて

思わずビクっと反応してしまう。

「きゃっ・・。何すんのよっ。」

「もしかして・・・。お前、耳よえーの?」

「そんなことないわよっ。」

「ホントかぁー?」

確かめてやる。と言って

もう1度、耳に息を吹きかける瞬。

「ちょっとっ//むずむずするからやめてよっ。」

「気持ちいいんじゃん。あんり、かーわいい。」

なんか、くすぐったいような

身体の奥が、変な感じになる。

「何?感じてんの?」

「か、感じてなんか、ないってばっ///」

ちょっとだけ、ムキになって言い返す。

「そりゃ残念。じゃあ、コレは?」

瞬の口元が、すーっと耳に近づいて、

チュッ

とあたしの耳にキスをした。

「きゃっ//」

「こうしてやるっ。」

カミカミ。

と、耳を噛んでくる。

痛くはないけど、なれない感覚に

なんか、変な気持ちになってくる。

「どう?気持ちいい?」

「そ、そんなことっ・・・。」

ないってば。

っと言おうとして、言葉につまった。

今日のあたしは、おかしいのかもしれない。

不意にも、もっと触れて欲しいと

思ってしまったから。


なんなの・・・?

この危ない気持ちは・・・。