「な、なんでわかったの?」

「わかるから、わかるんだよっ//」

・・・なにそれ。

「いいから早くシャワー浴びて、メシ食え。そしたら、教えてやるから。」

「う、うん。」

なんか、

上手くかわされた?


まぁ。いいわ。

後で、問い詰めてやるから。

あたしは、

やっと少し落ち着いた気がした。

・・夜、21:00。

・・・やっぱり、

落ち着いてなかったみたいだわ。

いざ、寝るとなると、

どうしていいかわからない。

「ふわぁー。ねみー。」

「そ、そうね・・。」

「もうそろそろ、お前寝れば?」

「しゅ、瞬はどうするのよ?」

「俺は、ここでいーし。」

ここって・・・。

ソファなんかで寝たら、

身体痛くしちゃう。

そんなのほっといて、

寝れるわけないじゃない。

「・・・?あんり?

あたしは瞬に近寄って、

服の袖をちょこっと掴んだ。

一緒に寝る?

・・・なんて、言えないから。

掴んだ袖をくぃくぃと引っ張る。

「・・・?なんだよ?」

・・・いつもは鋭いくせに・・・。

なんでわかってくれないわけ?

「・・・くる・・?部屋に・・・。」

「いや、いいって。」

「いいから。あたしが、きてって言ってるのよっ///」

あたしは、久しぶりに瞬の目を見た。

「・・・。わかったって。そこまで言うなら。」

瞬は、少しだけ困ったような顔をして

あたしに言った。

「・・・ごめん。」

「お前がそんな顔するんだったら、行ったほうがいいっての。」

いつもみたいに、

あたしの前を歩いてくれる。

「・・・ここか?」

「うん・・・。」

・・・さて、

ここからが最大の。

問題だ。