もう君には恋はしない

「あんりちゃーん。そろそろあたし達もぉ、体育館に戻るぅ?」

「んー?どうしよっかぁ・・・?」

まぁ、このままずっと、ステージ裏にいるわけにもいかないし。

クラスの友達にも、会いたいしね。

「そだね。そろそろ行こっか。」

あたしはマミちゃんの提案に、

こくんっと頷いた。

「あんり?俺から、離れんなよ?」

「わ、わかってるってば//」

瞬も話をきいていたみたい。

さっき言ったばっかりなのに、

念を押すように、もう1度繰り返して言ってくる。

「あんりちゃん?私もかまってくださいよ?」

「もーっ//優衣までからかわないでよ//」

「冗談ですって。」

あまりに甘ムードだったあたし達を

優衣までもが、からかいはじめる。

「じゃ、行くか。お前らもくるんだろ?」

「当たり前じゃんー♪」

「んじゃあ、生徒会グループってことで。あんま離れんなよ。」

「はーい。」

マミちゃん、ノリノリだ・・・。

あたし達は、瞬とあたしを先頭に、

ステージ裏から外へ出た。

「うわーっ。もりあがってんねぇー。」

「だね。面白そうっ。」

あたし達〔あたしと、マミちゃん〕は

体育館に1歩踏み出した時点ではしゃぎ放題。

優衣と美希とカンナちゃんも、

あたし達のあとについてくる。

『おいっ。倉狩野さん達、降りてきたぞっ!』

『おーっ!本物っ!』

『足長い、顔ちっちゃいっ!』

・・・。

あたし達が、出た途端これだわ。

てか、本物っ!・・・て。

当たり前でしょ。

『く、倉狩野さんっ!あ、あのっ!』

『飛鳥さんっ。握手してくださいっ。』

『霧弥さんっ。メアド教えてくれませんかっ!?』

・・・〔笑〕

あたし達は、芸能人かっての〔笑〕