もう君には恋はしない

「あんりちゃん?顔、赤いですよ?」

「わっ!優衣っ!」

甘ーいトークを瞬としていたせいで、

いきなり話しかけてきた、優衣に驚いてしまう。

「どうしたんです?」

「な、なんでもないってっ。」

・・・あきらかに、動揺隠しきれてないわ・・。

「どーせ、瞬とイチャイチャしてたんだろ?」

「き、桐っ!」

鋭いっ!

瞬の友達なだけあって、当たってる。

「桐っ。なんてこと言うのよっ!」

「だって、マジだろ?」

「う・・・。」

そ、それは、そうなんだけどね・・・。

優衣の前で言わなくてもね・・。

「俺達も、ラブラブだから。へーきだって。」

「もうっ。桐君っ?」

優衣達からも、あたし達とおんなじ

甘ーいオーラを感じるわ。

いつからこんなカップルになったのかしら・・・?

前からっていえば、前からなんだけど。

「あんりちゃん、行きましょう。のど渇いたんで。」

「うん。行こ。」

あたしと優衣は、フルーツパンチがおいてあるとこまで

2人で移動した。

まぁ、マミちゃん達も誘ったから、

女子5人で移動。

そろそろ、7:00になろのか

次々に人が入ってくるのがわかる。

瞬達もそれに気づいたのか、

あたし達の後についてきた。

「どうしたの?瞬。」

「お前さぁ、ホントに無自覚?」

「な、何が?」

「こんな暗いんだから、誰かに絡まれたらどうすんだよ。」

「そんなこと、ないでしょ。」

「あるから、心配してんだろ?ほら、俺から離れんなよ。」

瞬は、自分のスーツの裾をあたしに持たせた。

「これでいーだろ?」

「・・・うん。」

瞬は、あたしが恥ずかしい、というから気をつかってくれたの?

いつもなら、手を繋ぐはずなのに。

そんなちょっとの優しさが、

あたしにはたまらなく嬉しい//