もう君には恋はしない

学校、体育館にて。

「もう、優衣達きてるかしら?」

「さぁ?あ、あそこにいんじゃん。」

「ホントだっ!」

あたしは、

「優衣ー。美希達ーっ!」

と、手を振った。

「あんりちゃんっ!」

すぐに気づいて、あたしによってきてくれる。

「可愛い格好ですね。」

「優衣だって可愛いよ。」

うん。流石、清楚な優衣。

薄い水色のドレスで、腰のところにおっきいリボン。

よく似合ってる。

「あんりちゃんも、優衣ちゃんも。皆モデルさんみたいに可愛いーよぉ♪」

マミちゃんはニコニコしながら言う。

マミちゃんは、薄ピンクでヒラヒラーって

レースが付いてる服。

カンナちゃんのは、白くて、レースが付いてる。

美希のは、ちょっとだけ濃いピンク。

リボンが可愛いデザイン。

皆、気合はいってるなぁ・・・。

「あんりちゃんさぁ、モデルさんやればいいのにぃ。」

「何回か、誘われたことはあるけど・・・。」

スカウトっていうの?

名刺みたいなの、渡されそうになったこともあるわ。

「なんで断っちゃうかなぁ。」

「きょーみないし。」

モデルなんてやっても、疲れるだけじゃん。

あたしは今が幸せだからいーのよ。

「あ、リリア先輩っ。」

「皆さん、集まってますか?」

「はいっ。」

体育館前で、雑談してたもんだから

リリア先輩がすぐに見つかった。

「じゃ、照明落としてください。ツリーの明かりをつけて。」

「はーいっ。」

黒いカーテンをして、電気を消して、

体育館の中を真っ暗にする。

そして、

ツリーの明かりをつけた。

ピカピカ光る、

赤、ピンク、オレンジ、黄色、水色、黄緑

の電球。

「キレー・・・。」

あたしは、あまりにきれいで、見惚れてしまう。