もう君には恋はしない

「かあさーん。着たよー。」

「あらっ!似合うじゃないっ!」

「ホント?」

「ホントよっ。可愛いわよ♪」

「あ、ありがと・・//」

こう褒められると、なんだかくすぐったい。

瞬も、似合うって言ってくれるかしら?

「瞬君も、きっと驚くわよ♪」

母さんが着てるわけじゃないのに・・・。

なんでこんなにはしゃいでるんだろう?

「瞬君、迎えにくるの?」

「うん。もうちょっとで・・・。」

ピーンポーン

「ほらっ!きたっ。」

タイミングよすぎ〔笑〕

あたしは、面白すぎっ・・と思いながら、

ドアを開けた。

「あんり、準備できたかぁー・・・って・・。お、お前・・//」

「あ、瞬。かっこいい格好、してるわね。」

あたしは、瞬を見上げて言う。

いつもも、充分だけど。

今日は、もっとかっこよく見える。

「お、お前こそ。」

「あたしこそ、何?」

瞬の顔は、真っ赤になってて

まだ、あたしを見ただけなのに、どうしたのかしら?

「どっかのお嬢様みたいだな//似合ってるよ。」

「あ、ありがと//」

面と向かって褒められると、照れるー///

顔だけじゃなくて、色んなとこまで熱くなってくる//

「じゃ、行くか。お嬢様。」

ちょっとわざとらしく、あたしに手を差し伸べてくる。

執事がよくやる、あの動作だ。

「うん、行こ。」

あたしは差し出された手の上に、手を重ねて

「行ってくるね。」

と母さんに言う。

「いってらっしゃい。」

いつもみたいに手を振る母さんを少しだけ見て

あたしと瞬は、歩き出した。