もう君には恋はしない

「えっ?・・・んっ・・。」

いきなりのキス。

んで、その10秒後

「「「「きゃーっ!」」」」

という大声。・・・というより悲鳴。

マミちゃんは、

またやってるよぉ

と慣れた様子。

でも、体育館を覗いていた人達は違ったみたい。

女子は、悲鳴。

男子は、動揺して言葉も出ない様子。

ちょっとしてから

『今、キスしてたよな・・?』

『でも、お似合いだからなぁ・・・。悔しいけど。』

『だよなぁ・・。わかるわかる。』

なんて。ヒソヒソ話がきこえてきた。

「瞬っ//見られてるの、知ってるでしょっ?」

「知ってるけど?いいじゃん、お似合いって言われてんだし。」

どうやら、瞬にもきこえていたご様子。

もーっ//きこえてるなら、こんなとこでやんなくても・・・//

って思うけど。

まぁ、今回は助けてもらってたし、

あえて言わないことに。

「あんりちゃん?瞬君?こんなとこでイチャイチャしなくてもぉ。」

「ゴメンゴメン。」

あたしはマミちゃんに

片目を瞑って、手を合わせる。

「いいんだけどねぇ。2人がラブラブなのは知ってるからぁ。」

ここまでくると、マミちゃんも困ったように苦笑気味だ。

瞬はなんとなく嬉しげに、笑っている。

でもマミちゃんが

「瞬君はホント、あんりちゃんのこと好きよねぇ。」

と言うと

「うるせっ。」

と赤くなってしまう。

・・・ツンデレ?・・・じゃ、ないよね。

「んで、これからどーすんの?」

「わかんない。あたし、リリア先輩にきいてくるよ。」

あたしは、放送室・・・というか、

体育館で放送するときに使う部屋に

リリア先輩を探しに行った。