もう君には恋はしない

のんびりのんびりと、

でも、楽しい時間がすぎるのは、早いもの。

現在、12月20日。

学校にて。

放課後、リリア先輩に呼び出され、

あたし達生徒会グループは、体育館にいた。

「リリア先輩?急に呼び出しなんて、どうしたんですか?」

「ごめんなさいね。今日は、ツリーを立てるのを手伝ってもらおうと思って。」

「そうだったんですか。」

・・・にしても。

なんか、大掛かりな感じだなぁ・・・。

パーツ1つ1つは、

発泡スチロールで出来ているのか、すごく軽い。

でも、組み立てたら、おっきなツリーになりそう。

「これを組み立てるんですか?」

「そうよ。皆で頑張りましょう。」

「「「「「はーいっ!」」」」」

生徒会メンバー女子の、

大きな返事が、体育館に響いた。

「これはどこぉ?」

「わっかんないっ!」

「あんりちゃん、ここですよ、きっと。」

「ホントだぁー。」

がやがや、がやがや・・・。

とたんに騒がしくなった、体育館。

体育系の部活の、男子達がこっちを見てる。

ついでに、テニス部女子も。

瞬と、桐目当てかしらね。

「なんか、こっち見られてますね・・・。」

「生徒会だよぉ?あたし達。」

「そ、そうですけど・・・。」

マミちゃんの言うとーり。

この学校で、生徒会といえば

容姿のいいこ達の集まりだもん。

容姿端麗、学力優秀。

皆に注目されて、当然。

でも、本人達は全然自覚なし〔笑〕

「リリアせんぱーい。この星は?」

「これは、1番上に乗せるやつですよ。」

「もう乗せてもいいですか?」

「うん。あんりさん、やってくれる?」

「はいっ!」

やったっ!

なんかうれしー♪

「マミちゃん。そのイス、かして?」

「いーよぉ。どうしたのぉ?」

「この星、上に乗せるから。」

「おおっ!いいねぇ。」

やっぱ、女の子は、

テンション上がるよねっ♪