もう君には恋はしない

「んんっ・・・んぁ・・。」

いつもより、少し苦しくて

酸素を求めて口を開くと・・・。

瞬の舌が、入ってきた。

あたしの舌に、絡み付いて

ぎゅっと、強く吸ってくる。

・・・吸われたところが、ジンジンする・・・。

「・・・ぷはっ・・。」

「ん・・?悪い。やっぱ苦しかったか?」

「今のキス・・・。何・・?」

「あれ?お前したことねーの?」

「・・・うん。」

したことあるわけ、ないでしょっ?

あんな、あんな・・・。

なんていうか、普通のキスより、

エッチなキス。

「あれは、“ディープキス”っていうの。わかる?」

「わかんない。」

「ったくしょうがねーなぁ。まぁ、これくらいはさせてもらわねーと。」

瞬は、いつもの意地悪な顔で笑った。

もーっ///

恥ずかしいっ///

って、今気づいたけど、ここ道端よねっ?

やっばっ!誰かに見られたっ?

あたしは、急いで周りを確認した。

すると。

案の定、見ていたのだろう2人のおば様達が

あたし達のことを見ながら

なにやらコソコソ言っていた。

『イケメンよ、イケメン。』

『あら、彼女さんも可愛い方よ。』

『最近の子は早いわね。もうキスだなんて。』

『ホントねぇ・・・。』

だぁーっ!

やっぱり見られてるっ///

「瞬っ。とにかく家に帰ろう?」

「どうした?急に。」

「ここ、道端よ?キスなんかしてたら、見られちゃう。」

あたしは、見せびらかしたいわけじゃ、

ないんだから。

「じゃあ、今日俺んちに泊まっていってくれんなら、帰ってもいいぞ?」

「はいっ?」

「だから、俺んちに泊まってかね?って言ってんの。」

「い、いいけど・・・。遠いんじゃないの?」

「あれは嘘。」

えぇっ?

今、なんか衝撃発言したっ?