「あら?相変わらず仲いいですのね。あんりさんと劉蟻くんは。」

「リ、リリア先輩っ!」

「でも、学校ではやりすぎのスキンシップはだめですよ?」

「す、すみません・・・//」

み、見られてたんだぁーっ///

キスしてるとこ、見られるとか・・・

恥ずかしすぎっ///

「あんりちゃん?真っ赤だよぉ?」

リリア先輩に続いて、様子を見に来る、マミちゃん。

その後ろから、カンナちゃんと美希まで、ついてきている。

「もーっ///あたしのことは、いいってば//優衣達は?」

「優衣ちゃんはぁ、桐君とラブラブしてるよぉ?」

「またっ?」

「うん。もう帰る時間なのにねぇ。」

「と、とめてきてよ。ホント、もう下校時間だから。」

「はーいっ。」

マミちゃんは、カンナちゃん達を引き連れて

優衣達のところに戻っていく。

「俺と、もっと2人っきりでいたかった?」

ニヤリ、といつもの笑みを浮かべながら、

あたしに言う、瞬。

さっきまで、拗ねてたくせにぃ・・・。

瞬のペースには、かなわないなぁ。

「わ、悪いっ//?い、一緒に帰ろ?」

「かーわいい。いいよ、帰ろう。」

あたしの手を握って、生徒会室を出ようとする瞬。

「リリア先輩。帰ってもいいですか?」

「もう、時間だものね。いいですよ。」

「それじゃ、失礼します。」

「さよなら。気をつけてね。」

ほら、帰ろう。っと瞬の手を軽く引っぱって

あたし達は生徒会室をでた。

いっつも、こうなんだよね・・・。

あたしと瞬が、1番早く帰るから

それから、優衣達が何してるかなんて

わからないのよ。

ちょっと気になるけど、

瞬と一緒にいることのほうが、今のあたしには大事だから。

こうして、2人で

いつもの道を歩くこの時間が。

何よりも大切だと、思うのよ。