さて、もう時が過ぎるのは早いもので、

もうクリスマスシーズン。

って言っても、あたしの気が早いだけかも。

現在、11月中旬。

学校の生徒会室にて。

「リリア先輩ー。もうそろそろクリスマスですね。」

「そうねぇ。準備の計画も立てないと。」

・・・?

何の?

「何の、準備ですか?」

「あぁ、あんりさんは知らないかしら?」

「ほぇ?」

「この学園はね、12月24日。クリスマスイブに、クリスマスパーティ・・・みたいなイベントがあるのよ。」

「へぇー。楽しそうですねっ。」

「そうでしょう?生徒会メンバーは忙しいんですよ?」

「へーっ。」

「一緒に、頑張りましょうね。」

「はいっ。」

リリア先輩に、いつものにこやかな笑顔で微笑まれて

なんか嬉しい気持ちになる。

「あんり。んじゃあ25ん日は、俺が予約な。」

瞬が横から、ひょこっっと入ってくる。

何々?

嫉妬?

前は、気づかなかったんだけど、

瞬が途中で話に入ってくるときは、大体嫉妬してる。

結構やきもち焼きなのかしら・・・?

かーわいいっ♪

「何々、瞬っ。嫉妬ぉ?」

あたしよりも早く、マミちゃんがつっこんでくる。

「そ、そんなんじゃねーし。」

「ホントぉ?」

すっかりあたし達の空気にもなれて、

生徒会にもあたしが紹介して、いれてもらうことに。

だって・・・。リリア先輩、okしてくれたしね。

瞬ともすっかり仲良しだ。

「あんりーっ。こいつがぁー。」

「もー。マミちゃん?やめてやってよ。瞬真っ赤になってるから。」

「あら?ホントだぁ。」

「・・・ばかやろう。」

ついに瞬は拗ねて、あたしから目を逸らしてしまう。

あーあ。

機嫌悪くなっちゃった。

「瞬?」

「・・・うるさい。」

「そう、怒んないで?あたしは嫉妬してる瞬も好きよ?」

瞬の前に、回りこんで

そっと瞬の唇にキスをする。

「んっ・・・。」

「チュっ・・・。」

あたしってば、学校なのに何やってんだろ///

でも、瞬が好きってちゃんと言葉に出来るようになったわ。

最近はこんな感じで、

あまーい空気が漂い続けている。

瞬もあたしも、それになれてるから平気・・だけど。

周りからみたら、かなり恥ずいわ。

きっと。