「あ、もうそろそろ時間っ!優衣そろそろいい?」

「私はいいですよ。あんりちゃん、お守り買ってないんじゃ・・・。」

「あっ!忘れてたっ!」

あたしは、急いで恋愛運の、お守りを買って、

ついでに本殿を参拝してから帰ることに。


『瞬と、ずっとこれからも一緒にいれますように~・・・。』

自然と、手を合わせながらぎゅっと目を瞑る。

「おーい。あんりー。いつまで祈ってんだよ。」

「ご、ごめん。」

「何、祈ってたんだ?ずいぶん真剣だったけど。」

「しゅ、瞬と、ずっとこれからも一緒にいれますようにって//」

「そ、そっか。」

素直にって書いてあったから、そうしたんだけど・・・。

やっぱり照れる///

瞬もやっぱり照れてるみたい。

顔がいつもより赤い。

「あんりちゃーん。行きますよー。」

「あ、はーいっ。」

優衣に呼ばれて、

瞬の手を引いて歩き出す。


こんなこと、自然に出来なかったあたしだけど。

やっとちょっと、進展したのかも///


こうして、あたし達の京都実習

〔今思えば、ただの旅行。〕

は、大きな収穫、進展アリで、

終わったのだった。