「でも、何で早く話してくれなかったの?」

「結果がきたのがぁ、昨日の夜12時だったのぉ。」

「そうだったんだ・・・。」

「多分まだぁ、カンナも知らないと思うよぉ?」

じゃあ、早く教えてあげないとね。

もー、嬉しいことだらけだわ。

「じゃ、起こそうか。」

「はい。」

「うん。1、2、3っで起こすよぉ?」

「わかった。」

「「「1、2、3っ!」」」

3にんで掛け声をかけて、

布団を一気にとる。

「・・・んん?」

「もう、朝ぁ・・・?」

よしっ。

2人共、起きたみたい。

「おはよぉ。カンナ、美希ちゃん。」

「「おはよー・・・。」」

まだ寝ぼけた様子で、

挨拶をする。

「ほらっ。早く準備するっ!舞妓さんに、なるんでしょっ?」

あたしは2人に、声をかける。

「「「「「はーいっ。」」」」」


皆で協力して、20分で準備して、

あたし達はホテルを飛び出した。