もう君には恋はしない

「ほら、早くこいって。」

「う、うん。」

瞬に手を引っぱられて、

部屋の中にある、もう1つの部屋に

連れていかれる。

中にはベッドとかしかなくて

すっきり片付いていた。

「ここ・・・?ベッドルーム?」

「おう。なんか、はじめっからついてた。」

「ふーん。」

あたし達の部屋も、

瞬達の部屋も

特別ってわけね。

「早く寝よーぜ。」

「えっ?」

『寝る』って言った?

あたしも、一緒に寝ろってこと?

「俺はお前と寝たいんだよ。」

「へ?そ、それって・・・。」

「も、もちろん・・・。その、エロぃことも含めてだぞ・・//」

や、やっぱりっ//

に、しても。

今の瞬、可愛いかも//

顔、真っ赤になってるし

「瞬?顔真っ赤よ?」

いつも瞬が言うように、

あたしもちょっとだけからかってみる。

どーよ。

あたしだって、やられてばっかじゃないんだから。

「そーゆうこと言う?そんなよゆーなら・・・。」

「しゅ、瞬っ?」

「たっぷり、いじめてやろーか?」

きゃーっ//

瞬、キャラ変わってるっ!

どうしよ。からかいすぎたかしら・・・?

「まずは、キスからだな。」

「ん・・・っ!」

あたしは、瞬の顔が近づいてきて

反射的に目を閉じた。

でも、想像しているいつもの感覚は

いつまでたってもこなくて・・・。

恐る恐る目を開けると

そこには、意地悪そうに笑った瞬の顔があった。

「今日は、全部お前からしてくれよ。」

む、無理でしょっ///

そんなこと、出来ないってばっ///

あたしの顔が、

一気に熱くなった気がした。