「もう知らない~!
まぁくんの馬鹿!」


そう一言放って彼女は彼氏の元を去った


おれとばったり会ってしまったけど…


「ザキーー!!」


おれに気付くなり泣いたボロボロの顔でそう叫んだ


「おい…朝なんですけど」

ってか今急いでんですけど

彼氏もうどっか行っちゃたよ



「ザキ聞いてよ!!
まぁくん本当にひどい!」


彼女はおれのことをザキと言う

「そ、そうなんだ?」


知らねーよ

どうせアンタも何かしら悪い事したんだろ