父は1人で2人を養わなければいけないため朝早くに家を出て夜遅く帰ってくる。


そのため家事全般は私がやっている。


「ねぇちゃん、ご飯できた?」


いつの間にか千尋が食卓の自分の席に座って待っていた。


「うん、できたよー」


私はハムエッグと焼いた食パンをお皿にのせ千尋と自分の前におく。


千尋がソースとフォークをだしていてくれたのでそのまま席につく。


「「いただきます」」


あいさつをして食べ始めようとした瞬間ピンポーンとチャイムがなった。


「千尋、先に食べてて」


そう言って玄関へ小走りで向かう。