ただ、1つだけ言いたい。
はぁー、っと


「女性の脳天にしかも少女の脳天にチョップかますとは、貴方は馬鹿ですか?それとも女の扱いを知らない中学生ですか?そもそも、人を部屋に拘束するのはどうかと思いますけど?ってか一回頭かちわって中の余分な煩悩を取り除いた方がよろしいかと。」


ニッコリ笑顔つきでバッチオッケー。
そんな私の長い台詞を魔王さんは

「黙れ」


一刀両断に切ってくれましたよ。えぇ、バッサリと。


「ってゆーか、暇なんですけど。」


紅茶の飲みすぎで水太りしますよ。


「だから、何だ。」


魔王さんは機嫌が悪いらしいです。いつものお綺麗なお顔が……歪んでます。


「外、出たいです。」

「だめだ」

「なんでですかぁっ!!」


育ち盛りの少女に外を走らせないとはどのような頭をしているのかっ!
はい、もう伸びてねーだろとか冷静な突っ込みはいりませんからねー。


「取り合えずお前は暫くは部屋にいろ。外に出るときは許可を仰げ。」

「はーいっ!外に出たいでーすっ!」


手を真っ直ぐ上にあげて元気いっぱいに言う。私は小学生かっ!と思うけど突っ込まないでください。わかってますから!!
魔王さんもそんな目で見ないで!