『きゃー!』


私の声は黄色い歓声で掻き消された。


うるさっ。どこからこんな声


出してんだろ。


「片桐くんかっこいいねぇ~」


「うんうん、やばすぎる//」


「片桐…かぁ」


このドS野郎、片桐って言うんだ。


「あ、言ってなかったわ。
 俺、片桐海斗。」


「ふーん…」