いつかの傷跡がまだ痛みを錯覚させる。 もうただの跡なのに、お湯が触れるだけでズキズキと痛んだ。 知らぬ間に僕は泣いていた。 シャワーに混じって泣いていた。 何がそんなに悲しいのか問われても、何もいえない。 僕自身が、何で泣いているのかわかっていないから。 ただこれだけはわかる。 僕は本当に、弱い。