「...いいんですか?」

「え?なにが?」

「隣が私で、いいんですか?」

「なんだ、そんなことか♪」

「“そんなこと”じゃないです!宿泊先までは2時間ほどバスに乗ってなきゃ行けないんですよ!?」

「うん、知ってる─」

「茅斗は私と喋ってて、暇にならないの?」

「うん、ならない。むしろ…楽しい?」

「...え?」