恋愛小説家



「突然、契約打ち切りだなんて、納得できません!!」


だって、この3年私は身を粉にして働いてきた。


入稿前の残業はもちろんのこと、深夜の撮影も、その翌朝の早出も。


3日で2食しか食べてない、なんてこともよくあったけど。


栄養補助食品頬張りながら。


入社当時はDカップだったバストもBカップまでサイズダウンしても。


正社員が嫌がるような仕事だって文句一つ言わずにやってきた。


そうそう、ついこの間だって――…


だから。


「理由もなしに…こんなの不当解雇じゃないですか!!」


当然の主張をするべく、鼻息荒く声を荒げた私にアイパーは――…





「不当だって?別に理由がないわけじゃないんだけどな~」


何もしなくても十分クルクルのパーマを指でクルクル巻きつけて遊ぶような仕草で、もったいつけるから。


その意味のない行動が私の怒りに火に油を注ぐ。


大体さあ、人気ファッション誌のヘッドがそんな髪型してるって、どうなのよ?