一人きりの公園。 まるで世界に俺しかいないかのような錯覚に陥る、 孤独感。 「これで…よかったんだよな」 自分に言い聞かせるようにそう呟きながら空を仰ぐ。 赤みがかった空が歪んで、はじめて自分が泣いていたことに気付いた。 「…今でも好きだよ、馬鹿」 ポツリとでた言葉は紛れも無い本心で言った後で、ああ。馬鹿は俺か。と自嘲した。 「好き、なのにな…」 誰もいない世界で、誰も聞くことのない言葉は、静かに溶けて消えた。 END 2012.3.31.