「遥斗、いい子にしてるんだよ?」
「必ず迎えに来るからね・・・」

お父さん?
お母さん?
どこに行くの?
待って!
行かないで!
待ってってばー・・・・。

両親を見たのは
それが最後だった。

俺は5歳の時に両親に捨てられ、
施設で育った。


ある日、
施設の庭で遊んでいると
慌てた園長先生が俺を呼んだ。

「遥斗くん!お父さんとお母さんが!」

俺はよく分からないまま
園長先生と一緒に病院に行った。


病院で見たのは
顔に布が掛かったまま寝ていた両親の姿だった。