「誠さん、お友達ですよ。」
「玲さん。ありがと。」
そういって、私を置いてまた来た道をいってしまった。
「・・・あなたは?」
私は尋ねた。
すると、着物姿の女の人は私の前にすわった。
「家政婦てきな?そういう存在です。」
ずいぶん若いな。
これがわたしの率直な理由。
「ほんとですか?」
「えぇ。」
でもその人は、当たり前のように言うので
とりあえず飲み込むことにした。
「あなたが、真壁夏々さんですね。」
夏々はうなづいた。
「お悔み申し上げます。これからは、五藤園家の養子として入る以上、御苦労は掛けさせません。」
「あぁ・・・。」
「なにかご不明な点がありましたら申し付けくださいね。」
なんだ!
この人はっ!
「私、アルバイトなんです。」
「えええええええ!」
突然の告白に驚く夏々。
「まぁバイトって言っても、大学4年生からだからー・・・。結構やってるのかな。」
「正社員じゃあないんですね・・・。」
「まぁねー。この通り普通にタメ口使っちゃうし?」
家政婦さんは笑った。
「ま、もともとさっきの夏々ちゃん連れてたあのおじさんの家政婦だから、別にいいんだけどねー。」
「おおう。すごーくわかりにくいのですが。」
「まぁ、私とおじさんだけが上下関係てきなのがあるのよ。だからそれいがいの人たちとは知り合いね。
だから、もちろんあなたとも誠さんとも知り合い!」
やばい。
この人、苦手かもしれない。
「あ、あたしは目黒っていうの。よろしくね!」
そういって目黒は、誠が来たのを感づいてすぐ出て行ってしまった。


