「うわっ!」

私はハッと目が覚め、起き上がった。

「・・・あ。」

周りをみると、私の部屋だった。

布団の中に私はいた。

そして、横には

「誠・・・。」

誠がいた。

「よかった。」

誠の笑顔をみると、なぜか心がざわつく。

すると、目黒が入ってきた。

「うわっ。やっと覚めたわけね。」

目黒はため息をつきながら

持ってきたお茶を夏々と誠に渡した。

「ありがとう。」

「いいのよ。ていうか、あんたの着替えほんと大変だったんだから。」

目黒は、肩をたたく。

夏々は、浴衣になっていた。

「ダイエットしてよね。」

目黒は、そういうと部屋を出て行った。

「目黒さんは優秀なんだよ。」

誠はお茶を飲んだ。

「ああ見えて、東大卒業なんだ。」

「えっ!??!?!」

「で、なんでかわからないけど会社に入らないでここで働いてくれているんだよ。」

・・・そうなんだ。

不思議。

「とにかく、元気でよかった。」