対象、野田流(ノダ ナガレ)はモデル科の生徒だった。
有名なファッション雑誌にも使われる事もあり、学園内では知る人も少なくはなかったらしい。
が、数ヵ月前にモデルとして致命的なケガを負い、退学した。
する事もなく、困っていたところに学園長からカフェテリアで働かないか、と声をかけられそこで働く事に。
しかし、毎日カフェテリアで楽しそうに談笑している生徒たちを見て嫉妬する。
同じクラスだった生徒には腫物に触れるように接せられる。
モデルだった自分の事を知っている人には憐れみの目で見られる。
そんな毎日が続き、たまたま今回の撮影の事で悩んでいた飛鳥と出会う。
飛鳥の悩みを知った野田は、話を持ちかける。
「選ばれたいんだろ。俺が協力してやる」と。