宮間探偵事務所事件ファイル 2




そこで静かにドアが少し開いて顔を覗かせたルークが小さく手招きをしてαの2人とあたしを呼び寄せる。


「手を貸してくれ」


ルークの低い声に頷いてスタジオを出る。


「学、潤佳、聞こえるか」


ルークは無線機に付いたインカムに向かって言いながら、持っていた絆創膏の包装紙とセパレーターを剥がす。


そして、あたしの右頬に手を近づけて、それを貼る。


「ぃて……何?」


「擦りむいてる」


「何だ、それくらい」


「それくらい、って……お前女子だぞ?」


天野さんが呆れたように言う。