そこで静かにドアが少し開いて顔を覗かせたルークが小さく手招きをしてαの2人とあたしを呼び寄せる。 「手を貸してくれ」 ルークの低い声に頷いてスタジオを出る。 「学、潤佳、聞こえるか」 ルークは無線機に付いたインカムに向かって言いながら、持っていた絆創膏の包装紙とセパレーターを剥がす。 そして、あたしの右頬に手を近づけて、それを貼る。 「ぃて……何?」 「擦りむいてる」 「何だ、それくらい」 「それくらい、って……お前女子だぞ?」 天野さんが呆れたように言う。