放課後、飛鳥と2人になった時、カフェテリアに行こうと誘われた。


その一言に、一瞬息を呑んだが笑顔を作り、2人でカフェテリアに向かう。


「お祝いに何か奢るよ。ケーキは好き?」


昼休みほどではないが、そこそこ人がいる中で空いているテーブルを見つけ、メニューを見ずに飛鳥は言った。


「うん。大好き」


「よかった。ちょっと待ってて」


飛鳥は立ち上がって、少し離れたところに居るウェイターの元へ歩いて行く。


ふと入口の方を見ると、ルークとαの2人が入ってきた。


3人は、あたしがいるテーブル席から2つほど離れたテーブルに座る。