薬匙はルークに握られてたのにひんやりとしてる。 「どこで手に入れたの?」 「ここ。上がちょうど、化学実験室になっている」 どういう事だ、と首を傾げる。 「1時間目、そこを使ったんだが、窓際に置いてあったそれを落としたやつが居たんだ」 「それを拾ったって事?」 ルークは黙って頷く。 「何だ。よかったー……」 ホッと一息吐く。 ルークが殺人未遂犯になるんじゃないかとひやひやした。 そんなあたしを一瞥して、ゴミをビニール袋に入れたルークは、「捨てておいてくれ」とそれを寄越す。