宮間探偵事務所事件ファイル 2




速過ぎて何を出したか解らなかった。


けど、さっきルークがカッターを拾ってジャージのポケットに入れていたことを思い出す。


それを、制服のポケットに移しておいたとしたら?


「ちょ、ルー……」


さすがにやばいと腰を上げようとしたら、動くな、と言うように睨まれた。


「ここで見たことは忘れろ。それと、もう二度とあいつと俺に関わるな。余計な詮索も無しだ。解ったか」


耳元で、低い声で言う。


ルークの並大抵ではない迫力に、相手は声も出せない様子。


「解ったか」


首筋のモノに少し力を加えて押し付け、更に低い声で再度言う。


「わ、わか……た。……も、もう、か、かわらな……いっ」